フランスを拠点に進出するメリット
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パリ発信で「ブランドのイメージアップ」
デザイン性の高いギフト製品、ファッション小物、雑貨、日用品、ホーム製品等の販売で
ヨーロッパ全体を視野に入れた海外進出に挑むなら、フランス進出がおススメ。
フランスに進出するメリット
フランスといえば、「花の都、芸術の都=パリ」をイメージされる方は多いと思います。
実際、パリといえば世界のモード発信地。パリは東京・ロンドン・ミラノ・ニューヨークと並び世界のファッションの中心地の1つと考えられており、「パリコレ」 多くの一流オートクチュールの発祥や本拠地となっています。
パリで発信することにより「パリから世界へ !」
フランスは海外へ販路を拡げる第一歩になる可能性が高い国であること、パリで受け入れられた商品ということが「ブランドのイメージアップ」につながり、日本国内での販売にもプラス効果を生み出すきっかけになることが多くあります。
1) 「フランスで認められた」がブランド価値になる
パリの人たちは、それぞれに個性的な価値観を持ち、それぞれの感性で「美しい」と感じるものを大切にします。他国からの侵略や宗教紛争などの歴史があるため、シビアな考え方をする面もあります。フランス料理の贅沢な印象とは裏腹に、「フランス人は10着しか服を持たない」の書籍で有名になったように、 毎日の食事を大切にしながらも 本当に価値を感じられる上質なものを少しだけ持ち、ブランド品を長く愛して使い続け、無駄なお金の使わずに暮らしや人生を楽しむ考え方があります。
そういう意味では、急速な経済発展で富裕層が生まれた国や飽食の国とは全くちがう市場であると言えるでしょう。そんなフランス、パリで認められることは、海外進出の一つの登竜門。ですが、だからこそ、日本の良きものが認められて、受け入れられる可能性が高いともいえるのです。
「パリ発」「パリジェンヌ愛用」こんなキーワードを聞いたり目にしたりするだけで、お洒落なパリの固定イメージが頭に浮かびます。パリで発信することにより「ブランドのイメージアップができる」「パリから世界へ !」という考え方です。
2) 世界各地からバイヤーが集まる最大規模の国際展示会で世界へアピール
パリには、ファッションだけにとどまらず、インテリア・デザイン関連の大手有名店、影響力を持つセレクトショップ、小売店が多数あります。そうしたセレクトショップへ販路開拓を打診することや、催事販売や展示委託販売をしてもらうことは、最初の「市場調査」として取り組みやすくおすすめです。
また、多くのそれらのバイヤーたちが必ず足を運ぶのがインテリア業界の「パリコレ」とも言われている*メゾン・エ・オブジェ展示会です。大手だけでなく、輸入に慣れていない小さな小売店も多く買い付けに来る、ビジネスには欠かせない国際展示会。こういった展示会に出ることによってまず世界的な露出ができます。展示会でほぼビジネスが決まると言って良いでしょう。フランス国外ヨーロッパ諸国を始め、アジア、アメリカ等からのビジターも多く、パリ発信によって世界に広がる可能性を持っています。
デザイン、ファッションの分野においてフランスで認められるということは、他のヨーロッパ諸国でのビジネス展開にも大きく影響を与えます。デザイン、ファッション関連の世界のバイヤーは、フランスの動向を常にチェックしています。確かにフランスだけを考えると決して大きい市場ではありませんが、フランスマーケットでの成功は、近隣ヨーロッパ諸国のマーケットにも大いにつながる可能性があるということは注目すべき点です。
デザイン性の高いギフト製品、ファッション小物、雑貨、日用品、ホーム製品等の販売でヨーロッパ全体を視野に入れた海外進出に挑むなら、まずフランスに進出することをおすすめします。
3) 関税、物流面で広範囲がカバーできる物流拠点としての優位性
現在、ヨーロッパの企業から仕入れの打診があった場合に、日本からの直送でOKとする企業はまだ稀です。小口取引で輸入、海外送金等の事務処理的な煩雑さが増えることを避けたいというのが大半の理由でしょう。EU内での納品、返品やクレーム対応ができる支店機能があることが求められることが多いのも実情です。(弊社は、その支店機能や物流拠点機能も代行しています。)
EU内ではご存知の通り、関税がかかりませんし、張り巡らされた鉄道や陸路での物流も安定しており、トラブルが少ない状況です。
ヨーロッパへの進出を検討した場合、EUからの離脱の意向を表明しているイギリスや、経済的な不安があるイタリアは避けたほうがよいでしょう。ヨーロッパの物流拠点と言えば、メジャーなところでフランスの他にオランダ、ドイツがあります。オランダはドイツ、フランスと比べると輸出入に融通が利くところがあり、割と多くの企業が物流拠点にしています。ヨーロッパに既にある顧客からの注文に沿って製品を出荷・販売するロジスティクスのシステムに投資できる大手が多いのが特徴と言えます。
それでもヨーロッパは広範囲にわたるので、フランスマーケットにはなかなか手付かずといった話や、輸入諸費、倉庫費等の経費が安いという理由で東欧拠点にしている企業にとっては、東欧から西欧への送料がかなり割高になってしまうという現実があります。
販路を開拓したいメインの地域を優先して選ぶのが良いと思いますが、デザイン性の高いギフト製品、ファッション小物、雑貨、日用品、ホーム製品等、大量生産型の消費財ではない場合であれば、小回りの利くフランス拠点をおすすめします。
例)郵便局のColissimoを使用した場合のフランスからの送料
郵便局のColissimoサービス料金は、以下の3ゾーンに分けられています。
A ゾーン(ヨーロッパ)/ B ゾーン(インターナショナル)/ 世界のその他の地域(AB 以外)
ちなみに、ヨーロッパ内 Aゾーンに含まれる国は以下の通りです。
ドイツ、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、キプロス、クロアチア、デンマーク、スペイン、エストニア、フィンランド、ギリシャ、ハンガリー、アイルランド、イタリア、リヒテンシュタイン、リトアニア、レトニア、ルクセンブルグ、マルタ、オランダ、ポーランド、ポルトガル、チェコ、ルーマニア、UK、サンマリノ、スロヴァキア、スロヴェニア、スウェーデン、スイス、ヴァチカン
注意:一律料金ではなく、国によって違います。
弊社はフランスを基盤としたフランス法人なので、必然的に輸入・輸出の物流拠点も同じくフランスです。また対象とするマーケットがフランスメイン + 近隣諸国ですので、倉庫・シッピングセンターとの細やかなやりとりも現地フランスで行うことになります。物理的な距離の面、近隣の対象国に対する融通性が高いこともポイントです。
フランス進出の第一歩 世界最大級国際見本市「メゾン・エ・オブジェ」に出展しませんか
* Maison & Objet メゾン・エ・オブジェ
- 世界最高峰のインテリアとデザイン関連の国際見本市です。
- インテリア業界の「パリコレ」とも呼称され、1年に2回、1月と9月にパリで開催され、華やかさと世界へのトレンド発信力を備えている。
- インテリア業界関係者はもちろんのこと、ファッション関係者も見逃せない展示会。
- ドイツで開催されるAmbiente (アンビエンテ)と並ぶヨーロッパ2大国際見本市です。
弊社では、年2回のメゾン・エ・オブジェに、日本からの出展希望の企業様をとりまとめた合同出展ブースを出展しています。
1社で1ブースの出展を予定するのに比べて、出展料も割安になりますしブースの造形も必要なく安価での出展が可能。
また、出展の準備や必要なフランス語/英語でのパンフレットの作成、当日の通訳や商談サポートなどサポートさせていただきます。
次回、出展をご希望の方はどうぞお問い合わせください。
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