2022年のインテリア装飾トレンド
毎年この時期は「今年のトレンド」情報の特集がネット上に満載です。
流行は年々少しずつ変わっていきます。
良いもの、好きなものは別として、インテリア装飾業界の大まかな流れは是非おさえておきたいものですね。
昨年と比べてどのような変化があるのか、今年の傾向を見てみましょう。
面白い記事を見つけました。
コンテンツ
「2021年はトレンドだったが、2022年は « has been » (流行遅れ)となる9つの要素」というタイトルです。
昨年(2021年)のトレンドについてはコチラの記事をご参照ください。
スカンディナビアンスタイル
“ジャパンディスタイル” *1 がここのところずっと人気でしたので、少し驚きですが、今年はミニマル・シンプルだけではない温かさが加わった”スカンディクラフト”(スカンディナビア+クラフト)にシフトするようです。クラフト&アートが新たに見直され、アルチザナルな装飾・製品が注目されそうですね。
*1(Japan (和)スタイルとScandi(北欧)スタイルが融合したスタイル。Japan(和)の「侘び寂び」とScandi (北欧)の「ミニマリズム」のミックススタイル)
余分なものを削ぎ落とした洗練されたスタイル
こちらも”ジャパンディスタイル”に通ずるものがありますが、やはりミニマル・シンプルというキーワードは今年は”has been” なのでしょうか。ニュートラルかつシンプルなカラーのものよりも、色味や温かみが加わったものが多く見られるようになりそうです。
過剰なボヘミアンスタイル装飾
ミニマル・シンプルすぎるスタイルは今年は一旦置いておき、でも過度な装飾は避けるという、ミニマリズムとマキシマリズムの中間をとった適度なテイストへシフトするということです。バランスが取れたテイストということでしょうか。
パウダーピンク
パウダーピンクをはじめとする、少しスモーキーなパステルカラーは長年安定の人気を保っていましたが、今年はトレンドから外れ、黄色や緑等のビタミンカラーが主流になるということです。鮮やかでエネルギッシュなカラーが注目されそうです。
グレー
パウダーピンク同様に、長年安定の人気だったグレーですが、これからはトータルなグレールックではなく、鮮やかなカラーの差し色(引き立て?)に使う感じが主流になりそうです。
オープンスペース(リビング、ダイニング、キッチン等)
見た目に美しく便利ですが、確かにプライバシーが保てません。今後は仕切りのある個別の部屋へ…ということ。
ジャングルスタイルの装飾
2020年に大人気で昨年も頻繁に見られたジャングル柄や装飾は、今後は少しずつトレンドから外れる見込みだそうです。
マスキングテープ
DIYは相変わらずトレンドのステイタスを維持しているが、マスキングテープに代わって今後はレースや壁紙のスクラップで装飾する流れとのこと。
幾何学模様
これまでのグラフィックな角張ったラインは、今後なだらかな曲線的に。
2022年も継続する2021年のトレンド要素
- アート&クラフト
- アップサイクリング*2とDesirable Development*3
- 天然木
*2 創造的再利用とも呼ばれ、副産物、廃棄物、役に立たないまたは不要な製品を、より良い品質と環境価値の新しい材料または製品に変換するプロセスである。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
*3 「望ましい開発」というテーマで、エシカル製品とそのソリューションに対する消費者の欲求を満たすもの
https://www.maison-objet.com/en/paris/programme/trends/inspirations-2021
« SDGs(持続可能な開発目標 ) »、« 環境に優しく » « エコフレンドリー »等のキーワードは、引き続きトレンドを左右する重要な要素となっているようです。
ここでは下記リンクを参考にしましたが、”Tendance déco 2022″ で検索すると、2022年のトレンド情報に関するたくさんの記事が見つかります。微妙に項目や内容が違ったりしますが、全体的に見て自分なりにサンテーズしてみてはいかがでしょうか。
https://www.elle.fr/Deco/News-tendances/Tendances-deco-ce-que-l-on-garde-de-2021-pour-2022
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